私たちお寺に住まわさせていただいている者はお仏飯(仏様にお供えするご飯)で生かされていると思い込んでまいりました。お寺によっては精進料理でなければお仏飯とは一緒に食べないと硬く守っておられるところもあります。当寺は朝食だけはそれを守るようにしています。
お内仏の報恩講のご案内状を配って歩いておりました。一人暮らしのおばあさんの家は手渡そうと声をかけました。そうすると当寺のハンコを押した袋を持って出てこられました。それはおさがり(法事の時仏様にお供えしたもの)のはいっているものでした。「お寺から頂戴したマンマンさんにあがったもんを粗末に出来んでこれからお茶するんや。一緒によばれていって」と言ってくださったのです。私自身仏様を大切に日暮らしさせていただいているだろうかとふりかえさせられた言葉でした。
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